Aグループ 研究室紹介

Aグループ概要


科学技術は、誕生以来、自然現象の謎をつぎつぎに解明してきましたが、現代では、社会を動かす原動力としての役割も果たし、人々と社会に大きな恩恵をもたらしています。その一方で、科学技術がひきおこした自然と社会の急激な変化は、深刻な問題も生み出してきました。当研究室では、そのような科学技術を、人文・社会科学(歴史、哲学、倫理学、社会学等)の視点から検討します。科学技術を、メタサイエンスの視点から分析し検討すること、またそのような能力を養っていくことが、本グループの目指すところです。

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Bグループ(素粒子理論)
Cグループ(物性物理学・一般物理学(理論))
D1グループ(物性物理学・一般物理学(実験))
D2グループ(分子科学・物質科学)
石原 孝二 教授の画像1

石原 孝二 准教授 (科学技術哲学、現象学、精神医学の哲学、当事者研究)

科学技術哲学および現象学を専門とし、現象学的な「心の哲学」の学際的な展開にも関心を持っている。最近では特に精神医学の哲学と歴史、当事者研究の研究、障害の哲学などを中心に研究を行っている。

居室:14号館707B

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岡本 拓司 教授 (科学史・技術史・高等教育史)

相対論・量子力学を中心とする現代物理学の歴史を、学説史・社会史の両面から検討しようと試みている。また、電力政策史の研究を通して、技術と産業の関わりについて考察している。科学技術と社会の接点全般に関心を抱いている。

居室:14号館309B

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鈴木 貴之 教授 (心の哲学、実験哲学、メタ哲学)

分析哲学の観点から、経験科学の知見を参照しつつ、意識のハード・プロブレムを中心とした心の哲学の諸問題を研究している。近年は、 人工知能の哲学や精神医学の哲学、実験哲学やメタ哲学などにも取り組んでいる。

居室:14号館701A

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藤川 直也 准教授 (言語哲学、意味論、語用論、形而上学)

言語、特に意味の問題を言語哲学と言語科学の両方の観点から研究している。最近は、非古典論理をもちいた形而上学とその形式意味論への応用、言語諸科学における意味概念についてのメタ意味論などに取り組んでいる。

居室:14号館705A

三村 太郎 准教授の画像2

三村 太郎 准教授 (科学史)

古代中世科学史、特にイスラーム文化圏での科学史を研究している。とりわけギリシャ語科学文献のアラビア語訳やアラビア語科学文献のラテン語訳といった翻訳活動が科学史上で果たした役割を、アラビア語写本の文献学的研究から明らかにしようとしている。

居室:14号館309A

鈴木 晃仁 教授(兼担)の画像2

鈴木 晃仁 教授(兼担) (医学史)

近現代の医療の歴史。疾病・患者・医療者の三者が、社会・文化・環境などの影響を受けながら成立する総合的な視点を試みている。主題は精神医療と感染症、地域は主に日本。講義とセミナーはいずれも英語をベースにしている。

居室:人文社会学系研究科