素粒子論および関連する理論物理学を研究しています。特に、場の量子論や弦理論の基礎研究、それに根ざした素粒子論、重力理論、宇宙論の研究、ハドロン物理の理解に不可欠なゲージ理論の非摂動的解析手法の研究などを行なっています。対象や手法に拘らず普遍的な自然界の法則を解明することを目指しています。
※ Bグループの説明会の会場は16号館1階119号室です。
量子論と一般相対性理論を矛盾なく統一する理論的な枠組みの構築に重要な役割を果たすと考えられている超弦理論を主に研究している。未完成な理論である超弦理論の非摂動的定式化に向けて、特に弦の場の理論、行列模型などのアプローチを中心とした研究を行っている。
居室:16号館321A
素粒子標準模型では,素粒子の質量はゲージ・カイラル対称性が自発的に破れることによって有効的に生じる。質量の生成機構の本質的な解明を目指して,カイラルゲージ対称性とその実現に関する基礎的な研究を行っている。特に格子ゲージ理論を用いたカイラルゲージ理論の非摂動的な構成とそのダイナミクスの研究によりヒッグスセクターの構造の解明や宇宙のバリオン数非対称性の理解をめざす。
居室:16号館325B
宇宙論と場の量子論・弦理論の研究を主に行なっています。インフレーション、暗黒物質、暗黒エネルギーに代表される宇宙論の謎に場の量子論や量子重力理論の立場から迫る、宇宙背景放射や重力波などの観測を用いて素粒子や重力の性質を探る、という2つのアプローチを軸に近年は研究を進めています。
居室:16号館322A