カリキュラム

修士,博士課程ともに,カリキュラムは,講義,演習,論文作成の3本からなり,修士課程では合計30単位,博士課程では20単位以上の履修が必要です.このうち,講義については,博士課程で要求される単位は2単位のみですので,博士課程ではほとんど演習と論文作成だけに時間を使うことになります.ただし,Aコースでは,講義と論文作成の2本から成り,講義の授業のなかに受講者によるテキストの輪読や担当発表,ディスカッションなどの演習的要素が含まれています.

講義は,相関基礎科学系が開講する講義の履修が中心になりますが,他専攻(系)ならびに他研究科の開講する講義を履修することも可能です.相関基礎科学系の主な講義は,以下のとおりです.科学史,科学技術思想,科学哲学,科学技術基礎論,場の量子論,理論物理学特論,量子力学,カオスの物理,統計力学特論,物性理論,複雑系理論,凝縮系の物性,応用計測学,生命の物理学特論,分子科学基礎論,物質構造解析学,物質機能解析学,分子動力学,分子機能学.

演習は,所属研究室でのセミナーと相関基礎科学系全体のセミナー(修士課程のみ)に参加し,発表するものです.所属研究室でのセミナーは,研究指導の一環として行われます.相関基礎科学系全体のセミナーは,修士論文作成の中間段階で進捗状況を報告し,質疑応答を行うもので,修士論文作成の要件となっています.

論文作成は,研究指導を受けて修士論文ないし博士論文を作成するもので,論文審査と最終試験に合格する必要があります.

なお,GPES科目も履修可能です.詳細はUTASを参照してください.